今年もピンクリボン月間がやってきました。リボン、チャリティーラン、ピンクに染まるショーウィンドウ。そのピンクの奥には、シンプルなメッセージがあります。早期に発見された乳がんは、ほとんどの場合治すことができる、ということです。そして、すでに診断を乗り越え、一日一日、自分を立て直している方々もいます。
今月は、その両方についてお話ししたいと思います。
検診、大切な予約
フランス国立がん研究所によると、早期に発見された乳がんは10人中9人が治癒します。そのために最も効果的なのが検診です。フランスでの目安はシンプルです。
- 50歳から74歳までは、2年に1回のマンモグラフィー。健康保険で100%カバーされ、立て替え払いも不要です。
- 25歳からは、毎年1回、医師または助産師による乳房の触診。
- ご家族に乳がんの方がいる場合は、より早い時期からの個別のフォローが必要なこともあります。主治医にご相談ください。
案内の手紙が届かない場合も、主治医が検査を処方できます。フランス以外にお住まいの方は、お住まいの国の検診制度を確認してください。ほとんどの国に制度があります。
自分の体を知る
専門家である必要はありません。ふだんの胸の状態を知っていれば、変化に気づくことができます。次のような変化があれば、すぐに受診しましょう。
- しこりや、硬くなった部分がある
- 皮膚が赤くなる、へこむ、オレンジの皮のようになる
- 乳頭が内側に引っ込む、または見た目が変わる
- いつもと違う分泌物がある
- わきの下のリンパ節が腫れている
ほとんどの場合、がんではありません。それでも、医師に相談する十分な理由になります。
男性も
見落とされがちですが、乳がんの約1%は男性に発症します。自分には関係ないと思い、受診が遅れることも少なくありません。しこりや乳頭の引き込みなど、同じサインには同じ注意が必要です。
私たちのラボでは、女性も男性もサポートしています。ピンクリボン月間は、すべての人のためのものです。
そして、診断のあとは
病気を経験した方にとって、ピンクリボン月間には別の色があります。乳房切除術のあと、再建には時間がかかります。一歩ずつ、傷あと一つずつ。手術による再建を選ぶ人もいれば、外付けの乳房プロテーゼを選ぶ人、何も付けずに暮らすことを選ぶ人もいます。どの道も正しく、急いで決める必要はありません。
乳頭は多くの場合、最後に来ます。来ないこともあります。それでも、この小さなディテールによって、鏡の中の自分をもう一度自分だと感じられた、と話す患者さんがたくさんいます。
乳頭プロテーゼ、シンプルなひと手間
私たちの乳頭プロテーゼは、シャンベリーのラボで医療用シリコーンを使い、一つひとつ手作りしています。手術は不要で、医療用の接着剤で肌に貼り、いつでも外すことができます。選び方は二つです。
- レディメイド:6つの肌色に対応する15色。ガイドを使えば数クリックで自分の色が見つかります。
- オーダーメイド:胸の型取りをもとに、色合いまで忠実に再現したプロテーゼをお作りします。
抜糸が済めばすぐに装着できます。通常は手術の2〜3週間後で、医療チームの同意のもとで行ってください。
お互いを思いやること
これもピンクリボン月間です。友人に、兄弟に、母親に、予約を取るよう声をかけること。待合室で手を握ること。アドバイスをせずに耳を傾けること。そして、一人ひとりが自分のペースで進む権利を大切にすること。
今月、検診の予約を取りましょう。そして、まわりの人にも話してみてください。
